香港の暮らしで、日本と大きく異なるところは、メイド、ベビーシッターなどの家事代行サービスを利用している家庭が多いことです。これは上流階級に限ったことではなく、ごく一般的な家庭に当たり前のこととして普及しています。これらの家事労働者は、香港ではアマさんと呼ばれ、フィリピンやインドネシアから来た外国人の方が多いです。彼らの仕事の内容は、掃除、洗濯、料理に加え、買い物や子守りまで、まさに家事のことなら何でもお願いすることができます。ただし、海外の家政婦雇用に関するガイドラインがあり、最低賃金は国によって定められています。住み込みの家政婦の場合、費用はひと月約6万円です。この他に、住むお部屋や食事や週1日の休日などの提供が必要ですが、日本ではありえないこの費用が、家政婦を気軽に利用できる理由でしょう。

ベビーシッター探し~契約までの流れ

メイドやベビーシッターを探すには、斡旋業者を通して紹介してもらうのが普通です。どんな仕事をしてもらいたいかを伝え、何人か面接をしてから、合う人を選びます。試用期間を設けて、もし合わなかった場合は別の人を紹介してもらえる業者もあります。
日本では考えられない価格で家政婦を雇うことができ、皿洗いやアイロンがけから解放された暮らしができるわけですが、注意しなければならない点もあります。
香港では、住み込みの家政婦を雇うことを前提として、大抵のサービスアパートメントに家政婦用の小部屋がついていています。しかし、日本人の場合、同じ家に他人がいることに慣れていない方が多いので、それだけでストレスを感じてしまう方もいます。
一つ屋根に一緒に住みたくない方や、お子さんがいなくて仕事量がそんなに多くないというご家庭では、通いのパートタイムで契約することもできます。その場合の費用は、住み込みよりかなり割高になりますが、やはり専用の斡旋業者を通して探すことが可能です。その他にも、日本の同じ会社から来ている先輩駐在員や日本人コミュニティで知り合った方などから紹介してもらうという手もあります。

契約後に気をつけること

家政婦を雇ったらまず、してほしいこと・してほしくないことをはっきりと説明しましょう。文化も生活習慣も違う外国人ですから、こちらが当然と思うようなことでも、相手にはそうでないこともあります。特に、してほしくないことは、我慢せずにはっきりと伝えるようにしましょう。また、ベビーシッターとして大切な赤ちゃんや子どもを預かってもらう場合は、衛生面、食べさせたくない物、危険なことに近づけさせないなど、注意事項はたくさんあります。気が付いたら即、その場で伝えるのが良いでしょう。

よく働いて子どもの面倒を親身に見てくれ、子どももなついてくると、信頼関係ができて良い関係になれる家政婦もいますが、あまり家族同然のようになれなれしくするのも考えものです。こちらは雇い主、相手は労働者と、線引きははっきりしておかないと、大きな態度をとるようになるベビーシッターも、見受けられます。特に、こちらに英語が苦手という引け目があると、つい自信のない様子でお願い事をする感じになってしまいますが、仕事としてきちんと話すようにしましょう。

まとめ

いくつか注意点を挙げましたが、決して心配しすぎることはありません。基本的にまじめでよく働き、子ども好きな人たちです。ちょっと時間などにはルーズですが、言い返せばおおらかな性格の人が多いです。例えば、家事は彼らに手伝ってもらって子どもの相手は自分でしたいという方は、日本で子育てをするよりずっと多くの時間を子どもと過ごすことができるでしょう。また、子どもをちょっと見ていてもらって、その間にせっかくの香港滞在中にしかできない習い事や体験をしたい方も、より多くの自由な時間を楽しむことができます。
お互いに気持ちよく過ごすことができるよう、コミュニケーションをしっかりとって、信頼関係を築くことが第一です。ベビーシッター以外にも、様々な家事を頼むことができる家事代行サービスが普及している香港。ぜひ、この環境ならではの快適な過ごし方を見つけてください。
もし香港への長期滞在をお考えなら、メトロレジデンスへご相談ください。あなたのライフスタイルに合ったお部屋をご提案します。