日本で働く人なら気になるのが国民の祝日。一年の中に16日あります。
ビジネスで移住されてきた駐在員の方などは、いつが祝日なのかも分からず、戸惑う方も多いはず。日本にはどんな祝日があり、どういった理由で祝日となったのか、また祝日に行われる風習などをまとめてみました。

1月1日:元日

1年の始まりを祝う日。
新年の無事を祈るために初詣にでかけ、家ではおせち料理を食べたり、子どもたちにお年玉と呼ばれるお小遣いを渡したりします。

1月の第二月曜日:成人の日

年(20歳)になった人たちに、大人として歩むことを励ます日
成人式と呼ばれるセレモニーに参加するため、振袖・袴姿の新成人(その年度に20歳になる人)を街中で見かけることができます。

2月11日:建国記念の日

日本の建国を祝う日。
神社などに行くと建国祭を行っていることがあります。

2月23日:天皇誕生日

天皇の誕生日を祝う日。
2019年4月までは明仁様の誕生日である12月23日が祝日となっていました。

3月20日:春分の日

昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。自然をたたえ、生物を慈しむ日。
年によって日が変わります。お彼岸として、ご先祖さまのお墓参りに行き、お供え物であるぼたもちを食べる習慣です。
春分の日は、毎年2月に国立天文台が翌年の「春分の日」、「秋分の日」を官報で公表しています

4月29日:昭和の日

激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いを致す日。昭和天皇誕生日が由来となっています。
昭和の時代を語り継ぐ会などが公民館や寺社仏閣で開かれていることがあります。
また、この日をはじめとして1週間ほど祝日が続くことを「ゴールデンウィーク」と呼びます。

5月3日:憲法記念日

日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日。
各地で法律に関するイベントが行われています。

5月4日:みどりの日

自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日。
2007年に制定された新しい祝日です。

5月5日:子どもの日

こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日。
端午の節句とも重なっていることもあり、男の子の成長を願うために鯉のぼりや鎧兜を飾ったり、柏餅を食べる家庭も多いです。
※女の子のためのお祝いは3月3日のひな祭りの日に行われます(祝日ではありません)

7月22日:海の日

通常は、7月の第三月曜日としていますが、2021年の東京オリンピック、パラリンピック開催のため、例外的にこの日になっています。
海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日。
海岸沿いの各地でお祭りなどが行われていることがあります。

8月11日:山の日

山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。
2014年に制定された新しい祝日なので、特に家庭での習慣はありません。お盆(8月13日〜8月15日)は国民の祝日ではないものの、日本企業のほとんどで休みとなることから、その前の時期に祝日を作ることで休暇の長期化を図り制定されました。
※2021年は、東京オリンピックが開催されたため、海の日は8月8日(日)、翌日9日(月)が振替休日となりました

9月の第三月曜日:敬老の日

多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日。
子供が祖父母に対してプレゼントを贈る等、お年寄りに対して感謝の気持ちを表すことが習慣となっています。

9月23日:秋分の日

祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日と祝日法では定められていますが、春分の日と同じく、「昼と夜の長さが等しくなる日」です。
春分の日と同じく、お墓参りをしておはぎを食べる習慣があります。

10月第二月曜日:スポーツの日

スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう日。
小中学校ではこの日に運動会を開いていることが多いです。また、運動施設などではこの日に限り、割引やイベントを行っていることがあります。

11月3日:文化の日

自由と平和を愛し、文化をすすめる日。
平和と文化を重視した日本国憲法の制定された日というのが由来です。博物館や美術館では入場料が無料になったり、皇居では文化勲章の授賞式が行われます。

11月23日:勤労感謝の日

勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日。
もともとは収穫を祝う日でしたが、戦後に改定をされました。特にイベントや習慣はありません。

まとめ

いかがでしたか?
日本に長く暮らす人なら当たり前のようになっている祝日ですが、海外の方などからすると珍しいと思われる祝日や習慣があります。祝日となる日とその由来を理解して、有意義な祝日を過ごしましょう!

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