シンガポールは正式にはシンガポール共和国と言い、マレー半島南端に位置している東南アジアの主権都市国家かつ、島国であります。シンガポール島と、周辺にある60以上の小さな島々で構成されている国で、赤道直下にあることから分かるように、1年中気温が高く湿気も多いのが特徴です。日本からの飛行時間は約8時間であり、日本との時差も1時間しかないことから比較的行きやすい国であると言われています。そんなシンガポールですが、生活するとなると平均でどのくらいの金額がかかるのでしょうか。ここでは、シンガポールに移住したり、駐在したりする予定のある方に向けて、シンガポールの生活でかかる費用についてご説明していきます

家賃

シンガポールに住んでいるシンガポール人のほとんどはHDBと呼ばれる集合団地と呼ばれる集合団地に住んでいますが、多くの日本人移住者・駐在員はコンドミニアムと呼ばれる高級マンションを利用しています。コンドミニアムには、トレーニングジムやレストラン、プールなどといった設備がついているだけでなく、常時複数名の警備員がセキュリティの管理を行っているため、安心して生活することができます。価格としては中心部にある築年数も新しい物件であると1LDKでも最低30万円ほどかかり、3LDKにもなると50万円ほど必要になるでしょう。なお、郊外にある物件でも2LDKで20万円くらいかかる場合もあります。
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水道・光熱費

光熱費に関しては、日本に比べると少し安く抑えられるでしょう。しかし、1年を通して高温多湿の気候であるため、暑さに弱い方はエアコンの使用量によっては日本よりもかかってしまうかもしれません。平均では、月々約10,000~20,000円程です。

 

インターネット費用

シンガポールでは、東南アジアの国々の中でもインターネット環境は整っている国ではありますが、その費用は周辺諸国よりも高くなっています。日系のNTTがシンガポールにあり、日本語で対応してもらうことができるので、インターネット環境を整えることは難しくはありません。NTTなら9,000円/月程ですが、現地のプロバイダーを利用するなら月額3,000~4,000円と安く抑えられます。また、一部のコンドミニアムではWi-fiを無料で提供してくれるところもありますのでチェックしてみましょう。

食費

シンガポールの人たちは普段から外食をすることが多く、日本人よりも自炊をすることが少ないのが特徴です。シンガポールにある屋台やカフェでは1,000円以内でおいしい料理を食べることができるでしょう。ホーカーセンターと呼ばれる屋台街ですともっと安い値段で食事ができます。レストランではサービスチャージと消費税で合計17%加算されるので覚えておきましょう。
自宅で料理をする場合ですが、日本から輸入している調味料や食材もありますが、これらの値段は日本で買う時の倍くらいするので気を付けないといけません。1人暮らしであれば食費は月4万円~6万円程度かかると考えておくと良いでしょう。なお、南国ならではの野菜やフルーツは値段も安く売っているのでそれらの食材を利用するのも良いですね。ちなみに住んでいるマンションによってはキッチンがついていない所もあるので、家を探すときには注意して見ていきましょう。

交通費

シンガポールは日本と比べて交通費が安いです。タクシーの初乗りは約240円で、MRTや路線バスも100~200円で大抵の所に行くことができます。
郊外に住まない限りは10,000円~15,000円程度を考えておけば良いでしょう。

まとめ

生活費を合計すると、364,000円となります。

家賃300,000円
水道・光熱費10,000円
インターネット4,000円
食費4,0000円
交通費10,000円
合計364,000円


シンガポールで生活をする場合、家賃が意外と多くかかりますね。
これに加えて、移住したばかりですと家具・家電の購入等も必要になりますので注意してください。もし初期投資にそこまでお金がかけられない、ということであれば家具付きマンスリーマンションの、サービスアパートメントを利用するというのも一つの手段です。水道・光熱費やインターネット費用も含まれているのでおすすめです。
シンガポールでサービスアパートメントを利用するなら、メトロレジデンスをぜひご利用ください。