新しい住まいのスタイルとして注目が集まっているソーシャルアパートメント。物件によっては外国人居住者の比率が高いところもあり、日々の暮らしの中で国際交流を楽しめるのをご存知でしたか?今回は外国人と交流ができるソーシャルアパートメントを調査してみました。

 

ソーシャルアパートメントとは?

ソーシャルアパートメントとは?

StockSnapによるPixabayからの画像

「社会的な居住空間」という意味を持つ「ソーシャルアパートメント」。ソーシャルアパートメントは、プライベート空間を保てる個々人の居住用スペースを設けつつ、リビングやトイレ・バスなどの水回りなどを共用で使用する住まいのことを指します。共用部分が多いという意味ではシェアハウスに近いですが、ソーシャルアパートメントは価格的なメリットよりも共用部分の設備が充実していることが特徴です。

・共有スペースの充実

ソーシャルアパートメントは、物件ごとにユニークなコンセプトがあり、寝泊まりする場所としての家の機能だけでなく、住む人の日常を豊かにするような共有スペースがあります。

入居者専用のラウンジやジム・シアタールームなどがあり、内装や設備にこだわったセミパブリックな空間が充実しています。

・コンセプトは「入居者同士の交流」

シェアハウスの場合は、必要な空間を共有することでコストを抑えたいという人も多くいますが、ソーシャルアパートメントの場合、物件によっては通常の一人暮らしの賃貸物件の相場よりやや高い家賃でも、入居したいという人も少なくありません。

大きな理由は、入居者どうしのコミュニティです。
ソーシャルアパートメントでは、入居者同士が交流しやすい仕掛けが工夫されており、日々多くの出会い、発見、可能性が生まれ、新しいつながりをつくるのに最適な環境になっています。

・シェアハウスに比べてストレスが少ない

ソーシャルアパートメントは、共用部分は多いものの、一人暮らしの部屋のような個人の居室がきちんとあります。
入居者同士で交流したいときは共用スペースで過ごし、一人になりたいときや集中したいときなどは個室にこもることもできるので、メリハリのある生活が可能です。
また、運営管理会社がしっかりとしたルールを設けていて、ハウスキーピングも定期的に入るので、衛生面でのストレスも少ないでしょう。
そのため、入居者同士でのトラブルがシェアハウスに比べると少ない傾向にあります。

 

関連記事:ソーシャルアパートメントとは?メリット・デメリットを調査

 

外国人が多いソーシャルアパートメントもある

外国人も多いソーシャルアパートメントもある

vivienviv0によるPixabayからの画像

ソーシャルアパートメントの中には、外国人が多く住んでいる物件があることをご存知でしたでしょうか?どのような物件か気になりますよね。
ソーシャルアパートメントの中には「国際交流」をコンセプトにした物件もあります。
英語で生活したい日本人や、日本語を学びたい外国人が多く入居しているので、日常的に英語をはじめ様々な国の言語が飛び交っていて、日本にいながらインターナショナルな雰囲気です。
そのような物件の中には、定期的に国際交流パーティーを行ったり、英会話レッスンが行われているところもあります。

また、「国際交流」をコンセプトにしている物件では入居者の外国人比率を一定に保つため、運営会社で外国人入居者の人数を常に調整することもあるそうです。

 

英語力を上げたい人にソーシャルアパートメントをお勧めする理由

英語力を上げたい人にソーシャルアパートメントをお勧めする理由

StockSnapによるPixabayからの画像

「仕事で英語が必要になった」「海外留学前の準備として日常的に英会話することに慣れたい」「帰国後も英語力をキープしたい」などの理由から外国人が多いソーシャルアパートメントに入居する人は増えているそうです。英語力を上げたい人にとって、ソーシャルアパートメントはどのような魅力があるか、解説していきます。

 

・日常的に英語を使う機会が増える

ソーシャルアパートメントの中には3割〜5割が外国人入居者というところもあります。ラウンジでは英語をはじめとしたさまざまな言語が飛び交い、日本にいながら英語を日常的に使う環境に身をおくことが可能です。

朝起きて就寝するまでの生活の中で常に外国人と接する機会があり、英会話教室など勉強する環境が整っている場所以外でも英語を使う場面ができるので、自然と英語力アップが期待できる点が最大のメリットと言えます。

また、物件によっては英会話レッスンがソーシャルアパートメント内で定期的に行われるところもあります。物件の運営会社や管理スタッフまで英語力アップを応援してくれているのは、英語学習者にとっては嬉しいですよね。

 

・定期的に国際交流パーティーが行われる

ソーシャルアパートメント内で、運営会社が国際交流パーティーを主催しているケースもあります。入居者の友人も一緒に参加できるパーティーもあるので、友達の輪が広がり、さらに多くの友人ができることも珍しくありません。

 

・様々な国々の人と交流で、国際感覚が身につく

ソーシャルアパートメントには様々な国籍の居住者がいます。外国人と日常生活を共にする中で、言語だけではなく、その国の文化や宗教、慣習の違いも自然と知ることができるでしょう。
語学を身に着けるのに、文法や単語力ももちろん大切ですが、彼らの多様性を受け入れ、勉強だけでは得られない相手への理解やマナー力も同時に高めることができるのは、ソーシャルアパートメントならではの魅力です。

海外留学や海外赴任のためにこれから海外で暮らしたいという人にとっても役に立つでしょう。

 

・物件によっては英会話レッスンがつくところも

物件数は多くありませんが、ソーシャルアパートメントの中には定期的に英会話レッスンが開催される物件もあります。また、入居者の中に現役英語教師がいて、希望があれば即興で英会話レッスンを開催してくれることもあるそうです。

 

・ランゲージエクスチェンジも可能

ソーシャルアパートメントに入居している外国人の中には、日本語を勉強している人もいます。ある時は英語で、ある時は日本語でコミュニケーションをするランゲージエクスチェンジ形式でお互いの語学学習を助け合いながらソーシャルアパートメント生活を楽しむのもいいかもしれません。

 

まとめ

外国人比率が高いソーシャルアパートメントでは、日本にいながら外国人と接する機会に恵まれています。教材に取り組んだり、英会話教室に通ったりするだけでは得られない自然な英語や国際感覚を身に着けられるのは、ソーシャルアパートメントならではのメリットでしょう。

「英語力を高めたい」「将来グローバルに活躍していきたい」そんな忙しい社会人にこそソーシャルアパートメントでの暮らしをオススメします。