中華人民共和国の特別行政区である香港は、アジアの中心的な都市として発展を続けている活気のある地域です。経済的にも中国本土に比べると開放的な金融市場であり、存在感を発揮しています。日本人の移住先としてもおすすめで、現在約3万人の日本人が香港で生活しています。
今回は、香港で住む場所を探す際のチェックポイントについて解説します。
1.日本食を扱うスーパー・コンビニ
日本人にとってコンビニエンスストアやスーパーは暮らしに欠かせない存在となっています。海外に移住するときは、コンビニのような存在のお店があるかどうか不安に感じる人も多いでしょう。香港には日本のお店も多く店舗を出しています。コンビニもあり、その中でもセブンイレブンは多いです。
スーパーも「ウェルカム・スーパーストア」が香港やマカオ、中国本土でチェーン展開しており、日本の食べ物もしっかり揃えられています。食生活においては、香港のどこに住むにしても大きな心配はないと言えるでしょう。
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2.家賃
実際に住む場所を決めるときに、やはり一番気になるのは家賃ではないでしょうか。香港は不動産価格が高く、家賃も全体的に高い傾向にあります。土地が狭いので土地開発できる範囲が限られており、細長い建物が密集しています。ですが、香港も住むエリアによって異なった特徴があります。立地について、香港は大きく3つのエリアに分けることができます。香港島、九龍地区、新界地区の3つです。この中で最も家賃相場が高いのが香港島です。ここには、日系のスーパーやレストランが多くあり日本人にとって暮らすのに不便のないエリアです。ビジネス街であり、政治の中心地でもあります。都市部ですが治安も安定しています。生活上の利便性を重視するならここに住むのがおすすめです。現に、香港に住む日本人の多くが香港島で暮らしています。
家賃を抑えたいなら、新界地区がおすすめです。新界地区は西部に港町を含む香港の中では比較的自然に恵まれたエリアです。街並みは都市部に比べ落ち着いた雰囲気で風情があります。レジャーやグルメを楽しむことができるので観光客も多いです。沙田(シャティン)まで出れば、スーパーマーケット、駅前には複合商業施設もあるので暮らす場所としてもおすすめです。ただ、近年は香港島に比べて格段に家賃相場が安いというわけではありません。その分、色々な面で発展し、便利になってきています。香港はどこからでも都心へ車で行くことは難しくなく鉄道も盛んに走っており交通の便は良いので新界地区でも不便なことはありません。
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3.子供の通う学校までのアクセス
家族と一緒に香港へ移住することになったという人も多いでしょう。家族と行くとなると、子どもの学校はどうするかを考えなければなりません。
香港は日本人学校もありますが、おすすめはインターナショナルスクールです。インターナショナルスクールというと、英語を話すことができない子にとってはハードルが高そうなイメージがありますが、香港には英語力がない子どもも受け入れてくれるインターナショナルスクールがあります。香港は日本から一番近い英語圏とも呼ばれています。そのため、インターナショナルスクールで英語力やコミュニケーション能力を身に着けておくと香港での生活もしやすくなるでしょう。一方で、日本人として日本語の勉強もしっかりとさせたいというのであれば、日本語の授業も行われるジャパニーズ・インターナショナルスクールという選択肢もあります。
スクールバスも出ているので、子どもを一人で歩かせるのは不安だという方でも安心です。ただし、このスクールバスは通るルートが決まっているので、事前にスクールバスのバス停やルートを確認することをおすすめします。
まとめ
香港は日本人駐在員が多いこともあり、日本人にとって住みやすい場所です。教育レベルも高く、家族での移住にも良い場所です。
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